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【小説】ソウル・ブレイカーズ 第2話「緑の破壊者」(感想は、シリカさんへ
●【小説】ソウル・ブレイカーズ 第2話「緑の破壊者」

 コードネーム「ソウル・エンジェルズ」
 赤毛のハニュエールと大きなポンポンのついた帽子をかぶった
フォニュエールのコンビのチーム名。ハンターズの仕事の中でも
困難な仕事を請負、必ず達成するハンターズ公認のトラブルシュ
ーターである。仕事成功率は常に100%なのだが、目的のため
なら手段を選ばない行動を取るため、2人は悪気があってしたわ
けでは無いが、なぜか街が壊滅し、宇宙戦艦が墜落し、惑星をも
吹き飛ばすなどの大変な災害が巻き起こる。2人の通った後に無
事なものがない事から、形あるものは魂までも破壊すると言う意
味を込めて、彼女等を「ソウル・ブレイカーズ」と呼んだ。

         第2話「緑の破壊者」

「まてーーーー!…っても待たないか…ええい!」
 ここは、パイオニア2第3階層の商業区、ツキジ卸売市場。
 卸売市場とは、野菜や魚など生鮮食料品を集め、市街区の小売
店やスーパーなどに卸売りする場所で、卸売市場はその所在地や
施設の規模などによりいくつか区分されている。また、一般の人
でも利用できるようにしてあるため。今の時間帯は、夕食の食材
を購入する客でにぎわっている。そんな人ごみの中を駆け抜ける
男とそれを追いかける赤毛の少女の姿があった。
「クッ、しつこいガキだ…これでも喰らえ!」
 逃げる男は、その場に積み上げてあったミカンの入ったダンボ
ール箱を倒す。豪快にぶちまけられるミカンが少女を襲う。
「あまい!」
 少女はひるむ様子も無くミカンの散弾を避ける。その際にミカ
ンを2個ほど失敬する。背後では、青果部の親父が何か叫んでい
るが話には関係ないので先に進もう。
 男は、逃げる先々で詰んであるダンボール箱を片っ端からなぎ
倒し、追撃者の手から逃れようとするが、少女の行く手を遮るこ
とは出来ない。ただ無意味に少女のアイテムボックスに食料が増
えていくだけであった。
「ったく!往生際が悪いわね…ハンドガンで足止めしてやろうか
しら…」
 少女は、先ほど失敬したバナナを剥きながら呟く。確かに、銃
で足を撃ち抜けば逃走者は止まるであろうが、規律で街中での武
器等の使用が認められているのは、軍と警察だけである。いくら
、武器の携帯が許されているハンターズでも街中での使用は許さ
れないのである。それ以前に、少女の銃の腕前は御世辞ともいい
とは言えない。下手をすると足ではなく別な場所を撃ち抜いてし
まうかもしれない。

 もうそろそろ市場の出口に差し掛かる頃だ。逃走者の表情に余
裕の笑みが浮かぶ。街中に紛れてしまえば逃げ切れると思ってい
るのだ。だが、次の瞬間その考えは甘かったと認識するのであっ
た。
 出口付近には、大きなポンポンのついた帽子をかぶり、緑を基
調としたニューマンが好んで着る派手な服を身につけたフォニュ
エールが立っていた。
「よし!予定通り!頼んだわよ、ジュン!」
 男の後を追う少女が叫ぶ。ジュンと呼ばれたフォニュエールは
テクニックを使うために意識を集中する。少女は相棒が放とうと
しているテクニックを瞬時に悟る。
「…って、そのテクニック!!ちょっ待てぇぇぇぇぇ…」
「ラフォイエ!」

ピカ…チュドォォォォォォォン!!

 少女の絶叫も空しく、卸売市場の一角が爆音と炎に包まれる。
 ジュンの放った問答無用の大量殺傷テクニックは逃亡者はもち
ろんの事、その場に居合わせた数人の一般人と少女を巻き込んだ
。その身長に見合った体重しかない軽量の少女は5メートルほど
上空に吹き飛ばされつつも、あの娘には一般常識と人権問題を再
教育しないとダメだわ…と思いながら、つかの間のスカイダイビ
ングを満喫していた。


「ぶあっかもぉぉぉぉぉぉん!!」
 頭がはげ上がった中年男性が入れ歯まで飛んできそうな勢いで
唾マシンガンを繰り出しながら2人の少女に怒声をあげていた。
 ここは、ハンターギルド本部にある、ギルド管理局長室。部屋
の内装はシンプルで、窓際にデスクがある。他の調度品は来客用
の応接セットと観葉植物(フェイク)が置いてある。床に敷いて
ある絨毯は、かなり高級なものである。噂では前局長がハンター
達が毎月納入するハンターライセンス料を横領して購入したので
はないかと言う曰くつきの品物だ。
 卸売市場爆破事件の重要参考人として事情聴取を受けていた2
人はギルドの工面でその日に釈放され、この部屋に呼びつけられ
たのである。ちなみに、この中年男性はハンターギルドの管理局
長である。
「ほらほら、そんなに怒ると血圧上がるよん」
「そうそう、もういい年なんだから…はい、これあげるから」
 騒ぎを起こした張本人であるフォニュエールは悪びれた様子も
無くニコニコ微笑んでいる。もう一人の少女、ハニュエールも先
ほど卸売市場で仕入れたミカンを差し出す。
「誰のせいで、私がこんな苦労をしていると思ってるんだぁぁぁ
ぁァァァァァーーーッ!」
 先ほどの怒声よりもさらにボリュームを上げ、唾マシンガンの
弾数を3割増(当社比)にして絶叫する管理局長。怒りが絶頂に
達したのか語尾が裏返っている。
『逃げていた男』
 局長の言葉に2人は即答する。
「ハグッ」
 局長は息を荒くして心臓のあたりを手で抑えながら、よろよろ
と自分のデスクに向かい、引出しから取り出した錠剤を大量に口
に入れて水と一緒に飲み干す。
「まあまあ、もう過ぎたことだし、何時までも過去に拘ってちゃ
ダメだよん」
 ハニュエールは、卸売市場の一角を焼け野原にして、自分を含
む大量のけが人を出しながらも、それを過去の出来事として片付
けてしまう相棒の性格を、うらやましく思った。
「お、お、おまえら……ぐはっ!」
 局長はゆで上がったエビのように顔を真っ赤にして、また息を
荒くして心臓のあたりを手で抑えながら…そのまま倒れた。
「…人を呼び寄せておいて寝てしまうなんて…これだから人間は
勝手だと言われるんだよん…行こうシリカ」
「………う、うい…」
 泡を吹いて倒れている局長を尻目に、ジュンは帽子に付いてい
るのポンポンを小刻みに揺らしながらさっさと退出していく。シ
リカと呼ばれたハニュエールは、例え全てを敵に回しても、相棒
のジュンだけは敵に回したくないと心に決めていた。

 余談だが、このギルド局長は48代目である。局長の任期は最
低でも1年であり、次期候補が挙がらない場合は、継続して同じ
人が行うのである。しかし、ここ2年間で局長だけでも28代も
入れ替わっている。2年前と言えば…シリカとジュンがコンビを
組みトラブルシューター「ソウル・エンジェルズ」結成した時期
も丁度その頃だ。


 自分を! 幸せいっぱいの家庭を! ついでに人々を!!救う
ことができるのか!?
 邪魔するものは全て破壊せよ!紅い破壊者シリカ!!
 火に油を注げ!緑の破壊者ジュン!
 君達の保護者は泣いているぞ!
 …次回へ続く(のか?)
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○あとがき
作者「うおぉぉぉぉ!ゴッド/醤油++を超えるネタが思い浮か
   ばねぇぇぇぇぇ!」
シリカ「こらこら、もうネタ切れかい」
作者「だってぇ…ぢぶん〜元々一発ギャグ作家だしぃ〜どんな小
   説書いても途中で投げ出しちゃうって感じィ〜だしぃ(90
   年代風女子高生言葉粗悪品バージョン)」

ドシュ!
↑銃の弾が作者のこめかみをかすめて背後の壁に突き刺さる音

作者「……こ、こら、当ったら死んじゃうだろ!」
シリカ「いやあ…何故か突然殺意が芽生えてちゃって、えへ♪」
作者「訳の分からない理由で殺そうとするな!、射撃へたくそな
   クセに…」

パン! ドサッ
↑銃の音の後、何か重たいものが床の上に倒れた音。

シリカ「さーて、来週のソウル・ブレイカーズは…”ジュン初め
    てのお使い”・”次の局長は誰だ?”・”シリカ、結婚
    する?!”の3本です。来週もまた見てくださいね〜」
※注)ネタです。

   平和なBGMと共に画面はブラックアウトしていく
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 読んでくれた方、おつかれさま&ありがとうございます。
 感想、苦情、指摘、質問、何でも受け付けますので。書いてい
いたけたら幸いです。