| ■ゲームレビュー |
「ことばのパズル もじぴったん大辞典」は、GBAやPS2向けに発売された「ことばのパズル
もじぴったん」シリーズをPSP向け移植タイトルで、新要素追加により大幅にパワーアップしたタイトルとなっています。
画面左に並んだ平仮名から1文字を選び、色々なデザインのステージにおいて言葉を作っていくという簡単なルールなのですが、ステージごとの条件をクリアしていく「どきどきパズル・こつこつパズル」、対人・対CPU相手の2人対戦モード、「対戦ぴったん(お好み対戦)」、CPU相手に何人まで連続して勝てるかを競う「対戦ぴったん(勝ち抜き対戦)」といった多数なモードで、ゆっくり考えながら言葉を作ったり、対戦相手に自分の腕前(※1)を試してみたりと幅広いプレイができます。
中でも対CPU相手の対戦は、万能の言葉に対応できる相手や偏ったジャンルに強い相手が出てくるので、今まで1人だとパズルだけを淡々と解いていくだけのプレイに違う楽しみが加わっている、新モードの中でも注目したいモードです。
こういった幅広いプレイを支えているのは、ゲームモードだけでなく、そのベースとなるゲームシステム「連鎖」とステージデザインの妙です。
「連鎖」は、「あか」の右に「い」を追加すると、「あかい」と「かい」とう2語が言葉となるように、文字を並べると一度に複数の文字ができると発生する「ことばのパズル
もじぴったん」シリーズ伝統のシステムです。狙って作ることもできますが、思いもよらない連鎖が起こることも多く、視覚的にも文字が踊りながら連鎖していく不思議な面白さがそこにあります。
ステージデザインには、パズルモードのように、パズルごとのステージ名に合わせたデザインがあったり、文字を置くとステージが回転したり左右に移動したりと文字の置き場所が変わる動的要素があったりと、デザインとゲーム内容をうまく両立させていると、関心してしまう作りになっています。
また、収録された言葉は、10万語以上ありますが、いままでのシリーズでは、どういった言葉が収録されているのか不明だったり、連鎖を起こさせる言葉を偶然に頼っていたりする部分が、PSP版では、条件を自由に設定して言葉が検索できる「ワードサーチ」が搭載されたので、言葉を予習したり、連鎖が稼げる言葉を知ることができます。
このように、「ことばのパズル もじぴったん大辞典」は、今までのシリーズで不満だった対戦要素、言葉の分かりにくさという部分を大幅に改善された一歩進化したタイトルになっています。
意外な言葉との出会いもあり、正しい日本語や語彙数が減っている現代には、けっこう向いているゲームなのかもしれません。
(※1)
PSP版では、プレイ成績に応じた段位を見ることができる「段位認定証」があります。 |
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